脳梗塞の患者の約2分の1が糖尿病!? 糖尿病患者の中で多く見られる合併症として、心筋梗塞や脳梗塞が挙げられます。 ある病院の集計では、心筋梗塞にかかった人の約3分の1が、脳梗塞の人の約2分の1が糖尿病患者であったというデータも残っています。
糖尿病の合併症といえば「3大合併症」を思い浮かべる人が多いだろう。網膜症(目のかすみ、失明)と腎症(尿が出なくなる、透析)、神経障害(手足のしびれなど)だ。しかし現代の2型糖尿病(以下、糖尿病)では、それにも増して心筋梗塞や脳卒中にも注意が必要となる。 脳梗塞には大別すると、次の3つのタイプがあります。 ラクナ脳梗塞…脳の細い血管が詰まって起こる1.5cm以下の小さな脳梗塞。 アテローム性脳梗塞…脳の太い血管が狭まったり、血栓が詰まることで起こる脳梗塞。 「脳梗塞」は、発症した場合、後遺症が残る可能性が高いものがあり、寿命への影響も国内の研究で明らかになっています。20代でなる可能性や、後遺症が残らない可能性があるかを含めて、医師の監修記事で、わかりやすく解説します。 特に寿命の長さに影響を与えるリスクの高い合併症には以下のようなものがあります。 ・糖尿病性昏睡 ・心筋梗塞 ・糖尿病性腎症. とくに糖尿病・脳梗塞・脂質異常症を合併した人でその影響は強く、心血管病による死亡ともっとも強く関連していることを突き止めた。 肥満も寿命をもっとも縮める強い要因だが、その影響の強さは欧米人の方が日本人よりも大きいことも分かった。
糖尿病患者は糖尿病でない人と比べ、脳梗塞や脳出血のリスクがおよそ2〜4倍、心筋梗塞のリスクが3倍以上あるとも言われています。 おわりに:合併症により死亡リスクを上げる糖尿病。早期治療が肝心 しかし、このようなケースはまれであり、ほとんどの糖尿病患者は血液中のブドウ糖の濃度が高いだけで死亡することはありません。 それでは、糖尿病の人は、何が原因で死亡するのでしょうか? 答えは、「糖尿病の合併症」です。合併症とは「糖尿病が原因となり発症する、糖尿病以外の病気のこと」です。 つまり、 糖尿病自体で死ぬのではなく、糖尿病が原因で なかでも、心筋梗塞や糖尿病性腎症などは糖尿病患者の寿命に大きく関係 … とくに糖尿病・脳梗塞・脂質異常症を合併した人でその影響は強く、心血管病による死亡ともっとも強く関連していることを突き止めた。 肥満も寿命をもっとも縮める強い要因だが、その影響の強さは欧米人の方が日本人よりも大きいことも分かった。 2017年6月27日の『林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル』は、健康寿命・肥満・肩こり・糖尿病・貧血・脳梗塞・もの忘れの7つにおいて、かかりにくい都道府県をランキング形式で紹介していきます。 病気とかかりにくさの関連について、どのような食生活や生活習慣を心がければよいのかを中心にお伝えしていきたいと思います。 糖尿病の患者の寿命は短い傾向があることは他の調査でも明らかになっている。スコットランドのダンディー大学が2万4,691人の1型糖尿病患者を対象に行った調査では、20代前半の糖尿病患者の予想される平均余命は、健康な人に比べ男性で11.1年、女性で12.9年短いという結果になった。