芳香族カルボン酸(安息香酸・サリチル酸)の構造・製法・性質・反応 芳香族アミン(アニリン)の構造・製法・性質・反応 有機化合物(芳香族)の分離法〜仕組みや実験手順などを解説〜 芳香族アミンとニトロ化合物 芳香族アミン. ベンゼンの謎 今回は「芳香族性」について学ぶ。芳香族性とは、ある種の不飽和化合物が示す例外 的な安定性と、それに関連する特異な性質のことである。 最初に発見された芳香族化合物はベンゼン (benzene) である。ベンゼンは、1825年 単純芳香族化合物(たんじゅんほうこうぞくかごうぶつ)は、共役した平面環だけからなる芳香族化合物である。 単純芳香族化合物の多くは慣用名を持ち、より複雑な分子の構造の一部になる。典型的な単純芳香族化合物には、ベンゼン、インドール、シクロテトラデカヘプタエン等がある 。 芳香族化合物(ほうこうぞくかごうぶつ、aromatic compounds)は、ベンゼンを代表とする環状不飽和有機化合物の一群。 炭化水素のみで構成されたものを芳香族炭化水素 (aromatic hydrocarbon)、環構造に炭素以外の元素を含むものを複素芳香族化合物 (heteroaromatic compound) と呼ぶ。 第17回「芳香族性」 1. 芳香族アミンはベンゼン環が官能基としてアミノ基(-nh 2 )をもった化合物である。ベンゼン環の持つ水素の一つがアミノ基に置き換わる。